保険診療をやめて、自費移行する前に必要なポイント 【掃除】

こんにちは、この度はおこがましくも、整骨院を営まれている先生が自費診療に切り替える際に失敗をさける方法をブログに書いています。

 

この記事で紹介させていただきますことは、私が5年前に保険診療をやめるときに、まず最初に取り組んだことです。

 

当時の私は

「急に自費に切り替えるなんて無理やって」

「いや、保険がグレーとか言わんとすることはわかるけど、俺も家族がおるねん」

 

と、考えて自費に切り替える一歩を踏み出せずにいました。

 

しかし、本日ご紹介させていただくことは

「これぐらいなら簡単にできるやろ~」と一番はじめに取り組んだことを書いています。

 

今だから言えることですが、まず最初にこれをやって大正解でした。

 

もし、このブログをご覧のあなたが、保険診療の鍼灸整骨院や、保険に頼るあん摩マッサージ業を自費に切り替えていきたいとお考えでしたら、きっとお役に立てると考えています。

 

お時間のあるときにじっくりと読んでいただけますと幸いです。

 

女性が安心できる整骨院を男の施術家に作れるか?

先日、整骨院の患者データをとってみたところ、来院なさる患者さんは7:3の割合で女性が多いのです。

友人の施術家に聞いても、全員がこうした比率で女性の患者さんの比率が高いとのことでした。

 

つまり、女性がリラックスできる空間でなければ整骨院って流行らない可能性があるのですよね。

これは私の考えることなのですが、

はじめて女性が整骨院に来院なさるときって、きっと緊張していると思われます。

そんな話を妻としていた時に、

 

「なあ、腰が痛くなってはじめて整骨院や鍼灸院に行った時に待合や、治療室が汚かったらどう思う?」

と尋ねたら

 

「えー…嫌やな。一生行かん」

と、即答したので苦笑い。

 

続けて「じゃあ、院内のどのあたりを見て汚いって判断する?」

 

と尋ねると

 

「うーん、そうやな~。先生の身だしなみとパッいろいろな所をみて判断する。

それと、エアコンのホコリとか、壁や床の汚れに目がいってしまう」

 

と、眉間にしわを寄せながら話てくれました。

こうしたことって男性だけでは、なかなか気が付かないものではないでしょうか?

少なくとも私は気がつかないので、女性の受付スタッフや、時には妻に頼んでチェックしてもらっています。

 

「どや、これ完ぺきやろ~」と自信満々でチェックをお願いすると、クーラーの羽や、カーテンレールの上、壁の汚れといったところの指摘を受けました。

 

さらに、整骨院に良かれと思って置いている骨模型や解剖図を見て、

「これも女性がみたら怖いで」

「子供見たら泣くやん」 

とのこと。

 

10年以上この仕事をしていると、いつも見ている景色が当たりまえになっています。

ですので、世間一般の方と比べてズレやゆがみが起こってしまうのでしょうね。

 

だからこそ、第3者の視点を取り入れることが必要だと痛感しています。

 

 

これができるまでは自費移行に手を出すな!整骨院が保険診療をやめる前に必要な○○

妻や女友達、女性の受付スタッフに協力していただき女性目線で掃除を始めると、問題にぶつかることがあります。

 

それは何かというと、自分の奥さんや親しい友人の指摘には

「いやいや、これはたまたまや!」と、屁理屈をこねて言うことを聴かない残念な人がいます。

 

さらに、スタッフは院長先生に気を遣って「ここ汚いし、臭い」とは言えないことがあるのです。

 

ですので、奥さんにご指摘をいただいたときは素直に行動することをオススメします。

 

話は変わりますが、自分の好きな彼女を家にはじめて招待するとき、隅々まで掃除をしますよね。

逆に、はじめて彼女の家にお邪魔したとき、部屋が汚かったらショックをうけませんか?

保険診療から自費診療に切り替えて、患者さんをお出迎えすることはこれと一緒ではないかと考えています。

 

「いや、俺は男が好きやから!」

という議論はお受けできませんので悪しからず。(笑)

 

はじめて来院なさる患者さんが、安心して施術を受ける準備ができるように、

自費に移行する前は院内を隅々まできれいにすることが重要です。

 

ぜひ、そのときはきれい好きな女性の意見を参考に余分なものを処分し、掃除を徹底してみてください。

 

掃除を隅々まで行うと、良識のある患者さんから

 

「あれ、なんかスッキリしたね」

「なんか改装した?」

 

といった声をお聞きするかもしれません。

これは自費に切り替えていく上で非常に良い傾向です

 

そして、保険書をちらつかせながら、平気でマッサージを要求してくる図太い患者さんからは

「前の方が良かった!」

「あのカレンダーがないと具合悪いで」

といった、ネガティブな声が出ると思われます。

そこは気にせずに掃除を進めていきましょう。

 

信じられないかもしれませんが、これも自費に変えていくうえで良い傾向です。

※健康保険は怪我や外傷以外に使用できません。

したがって肩こりや慢性の腰痛、ひざの痛みといった症状で保険を整骨院で取り扱うと犯罪になります。

 

今はひょっとしたら新型コロナウイルスの影響で、整骨院の忙しさも半減しているかもしれません。

もし、時間に余裕があるようでしたらコツコツと掃除をはじめて行きましょう。

 

 

整骨院が保険診療をやめて自費移行するときの失敗をさけるために

 

この度は、自費に移行する前に取り組むうえで最も大切な掃除について書かせていただきました。

健康保険を正しく使用する整骨院が増え、外傷以外はすべて自費にすることで「三方よし」の整骨院経営が実現できると考えています。

 

患者さんは治療を受けることで幸せになり、行政からも喜ばれる、そんな整骨院こそがこれからの時代に求められているものではないでしょうか。

 

これからも保険診療から自費移行する際に、失敗をさけて成功する方法を発信していきます。

 

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

皆様のお役に立てれば幸いです。

 

まとめ

自費移行で一番はじめにやることは院内の掃除

女性がリラックスして来院できる整骨院を作る

掃除はきれい好きな女性の意見を聞く

骨模型や解剖図は患者さんの見えるところに置かない

時間の空いたときにコツコツと掃除をはじめる

 

 

 

監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾 大介

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