「先生、僕たちの同期は休日にセミナーで勉強するよりもBBQっすよ」
「勉強できる職場より、定時で早く帰れる職場が大人気です」
という話に思わず言葉がこぼれでました…
「え!マジで!?」
10歳年下の先生とお話した時に、ひっくり返りそうになった瞬間でした。
こんにちは、治療院成功塾を主催しています作尾です。
先日、開業を目指す20代後半から、30代前半の先生たちの飲み会に参加させていただきました。
私自信が外傷以外は全て自費診療というスタイルで鍼灸整骨院を開業させていただいていることから、
有難いことに「お話を聞かせてください」と、将来自費診療で開業を目指す先生方の集まりに招待して頂けたのです。
皆さん開業に対して不安と期待を抱えながらも、自分の思い描く未来に向かって行動している姿に私も良い刺激をいただきました。
「外傷以外は全て自費!」
と、志を持って開業を目指す先生たちは厳しい職場で働きながら、休日もセミナーに参加し続けているとのこと。
なんだか嬉しくなって「それでこそ自費で開業しようって考えになるよねー」と声を上げてしまいました。
お酒の席ということもあり、同年代の先生方はどんな感じで努力をされているのかを聞いてみたところ、思わぬ答えに唖然としてしまったのです。
目指しているのは楽して成功!?勉強よりも大切にしていること…
「ほとんどの同期が定時で帰れる職場じゃないと嫌だと就職先を探しています」
「皆、施術の勉強をするよりも、お金と自分の趣味に時間を費やしています」
といった現状を聞いて、開いた口が塞がらなくなりました。
「え、マジで…そのまま開業したらどうなるんやろ…」
思わず言葉がこぼれ落ちました。
色々とお話を伺うと、20代〜30代前半の先生の中には、技術の向上や人間性を身につけることよりも、収入の安定と雇用条件を一番大切にしている傾向にあるとのこと。
このまま修行時代に技術も人間性も身に付けずに開業してしまったら、来院なさる患者さんを改善に導くどころか、自分の家族も不幸にすることになりかねません…
自費診療で成功している柔道整復師はやっていた!整骨院開業の心得
自費診療で月商100万円以上の売上を上げている先生にお話をお伺いすると、ほとんどの先生が修行時代や開業前の苦労話を持っていらっしゃいました。
ある先生は
「兄弟子や師匠から教えてもらったテクニックをできないと容赦なく鉄拳制裁、殴られるのが嫌やから必死で勉強した」
またある先生は
「修行中は月給が5万円くらいしかなかった…
でも技術を学ぶセミナーに毎月2万円以上かけて勉強してきた、昼ごはんを食べるお金がなかったから、99円ショップでスティックパンを買って少しずつ食べていた」
とのこと。
自費診療で成功されている先生は、開業前に時間やお金、もしくは自分のやりたい趣味を我慢して技術や知識の勉強を積み上げていらっしゃいました。
少し話は変わりますが、最近私のところに保険診療をやめて、外傷以外は自費診療でやりたいと相談される先生のなかに
「今まで施術の勉強を全くしていなかった」
と、相談してくる先生もいます。
「では、今から勉強しましょう」
と取り組んでも、残念なことに技術は一朝一夕では身につかないものです。
腰痛や肩こりといった患者さんのお悩みを短時間で解消するためには、最低でも3年間はかかります。
体を短時間で変化させる技術の習得は何度も練習が必要になるのです。
焦るあまりに、何とか技術を最短で身につけようと足掻く先生たちがSNSやネット広告に
「〇〇をするだけで、売り上げが▲▲万円」
「たった1回で何でも良くなる匠の技」
という他業種が開催する胡散臭すぎるセミナーの養分になっているのです…
技術や知識を身に付けずに整骨院開業は可能か?
私達は体の不調でお悩みの患者さんを施術することでお金を頂きます。
何も知らない患者さんを「良くなりますよ」「治りますよ」と集客してマッサージをしているだけなら、それはほぼ詐欺と一緒ですよね。
これだけネットで情報の開示がされているので、うそは遅かれ早かれすぐに暴かれます。
試しにYAHOO知恵袋で「整骨院 不正」と調べてみてください。
「外傷以外は全て自費」と開業を目指す先生方は、毎月休日は技術を磨くセミナーに参加し、技術や知識を研鑽していました。
コツコツと積み上げてきた技術は、財産となり開業したときに実を結ぶことになるでしょう。
そんな先生にこそ、整骨院や鍼灸院を開業してたくさんの患者さんを幸せにしていただきたいと願っています。
最後に
治療院成功塾では、日ごろから技術や知識の研鑽をする大切さを常にお伝えしています。
治療院経営で大切なことは、相手の立場になってサービスを提供することだと思っています。
・高額な回数券を売りつける
・大幅な値引きチラシを巻いて集客する
といったその場しのぎの対処法ではなく、これから10年先も安定した治療院経営ができるように地味ですがマーケティングの本質を学んでいます。
10月〜11月には2期生を募集する予定です。
「保険診療メインの整骨院を自費診療に変えたい」
「整骨院を開業をするときは外傷以外は自費でやりたい」
と、お考えでしたら治療院成功塾で提供しているコンテンツがきっとお役に立てると考えています。
整骨院の開業や、自費移行でお悩みでしたらLINEよりメッセージをお願い致します。
(監修 柔道整復・鍼灸師 作尾 大介)
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