鍼灸師や柔道整復師の先生が自費診療の整体院を開業して、3年で廃業する理由

「最近、身内のマンションの1室が空いたので、そこで治療院を開業したいと思います」

「家賃も安いし、準備資金もかからないから、ビルの5階で開業しました」

治療院を開業するなら、患者さんが通院しやすいテナントや立地が大切になります。

整骨院や鍼灸院、整体院開業の成功法則 :立地やテナント選びのポイント

こんにちは、治療院成功塾を主催しています。作尾大介です。

治療院成功塾では

これから整骨院を開業したい。 
あるいは、鍼灸院を開業したい。
もしくは、国家資格を取ったが、整体院で開業したい。

と言う先生方の開業をサポートしております。

昨年は整骨院や鍼灸院、整体院の開業をサポートさせていただいた先生が、保険診療や回数券、値引きチラシを一切使用することなく、月商100万円以上の売上を安定して稼ぎ続けております。

私が治療院成功塾を始める4年前は、整骨院や鍼灸院、整体院を開業して、3年で廃業すると言う先生方を何人も見てきました。

治療が好きで、患者さん思いの先生が時代の変化に対応できないケース。

また、経営に対して無知だったがために廃業するケースがあります。

今まで頑張ってきた先生が苦労だけして、借金を背負い、この業界を去っていく姿は見るに耐えません。

ですので、このたびは、ブログに整骨院や鍼灸院、整体院の立地やテナント選びについてまとめました。

もし、これから整骨院や鍼灸院、整体院を開業したいとお考えでしたら、このブログがきっと役に立てると思います。

ぜひ最後までお読みください。

鍼灸師、柔道整復師の先生が自費診療の整体院を開業して、3年で廃業した理由

30代後半のある先生(以下F先生)がいらっしゃいました。

F先生は柔道整復師の免許を取得後、鍼灸師の免許も取得しました。

F先生は養成校に通いながら、整骨院に勤め、着実に臨床を積み重ねておられたのです。

院長も経験し、F先生は7年の下積みを経て、自費診療で整体院を開業することを決意したのです。

しかし、F先生が選んだ整体院の立地と、テナントが良くなかった。

F先生が開業した地域は、平日は働くサラリーマンやOLの方々で賑わっている地域でした。 しかし、土日や祝日になると、ほとんど街には人が歩いていない状態です。

また、開業した場所はある5階建のマンションの1室だったのです。

F先生は男性で整体院を開業した時は35歳でした。

集客はSNSやホームページを用いて行う戦略をとっておられました。

また、ネット広告やチラシも活用したこともあったそうです。

F先生が開業してから1年が経ちましたが、毎月の新規患者さんは3名以下。

また、ほとんどの患者さんが継続することなく、3回以内に通院をやめるとのこと。

当時F先生は「患者さんが治ったから、通院をやめた」と思っていたようですが、実際は違いました。

F先生の整体院は、新規患者さんのリピート率も悪く、新規集客もままならない状況だったのでした。

そして、3年経ったある日、資金は底をつき、銀行や金融公庫からの融資も 「もうこれ以上の融資はできない」と宣告を受け、F先生は整体院を廃業することになります。

半年前にSNSに映り込んだF先生の顔を見ると、生え際が後退し、うつろな目をして、やつれた顔をしていました。

噂によると、廃業のショックで気力を失い、奥さんの稼ぎを頼りに生活をしているとのこと。

F先生のようになれば、キャッシュカードも作ることができず、再び治療院を開業したいと思っても5年間は様々な理由で難しいと思います。

そしてまた開業するとなれば、はじめての開業よりも労力が必要になるかもしれません。

 

整体院や整骨院の開業は立地やテナントが成功を左右する!開業前に知っておくべきポイント

数名の女性の方に、「男性が1人でマンションの1室で開業している整体院で治療を受けることは可能ですか?」という質問をすると、今のところ全員が

  • 警戒する。
  • よほど腕が良くないと行きたいとは思わない。
  • 誰か(知人や家族)を紹介したいとは思わない。

という返答をいただきます。

ネットで予約したものの、実際に治療に伺うとマンションの1室だったなら。

そして、マンションの一室には男性が1人でいる。

こんな状態だったら、次回以降の通院を考え直してしまうのも、無理のないことではないでしょうか?

私が整骨院や鍼灸院、整体院のサポートをさせていただき、成功された先生の特徴は、テナント作りの段階から

  • 「この場所なら患者さんも通いやすいんじゃないか?」
  • 「このテナントなら、階段も段差もないので、足の悪い患者さんも通院しやすいんじゃないかな」
  • 「きれいなテナントなので、患者さんも落ち着いて治療を受けていただける」

と、全てが患者さんを基準に置いて、テナント選びや、内装、外観、院内のオペレーションを作られていました。

しかし、テナント選びで失敗する先生に共通していることは、

  • 「3階の物件だったら家賃が安いから」
  • 「マンションの1室だったら、失敗しても負担が少ない」
  • 「親戚が住んでいた家が空いたから、そこで治療院を開業する」

との理由でテナント選ばれていました。

もちろん、開業費用や経費のことを考えるのは必要です。

でも、上記の理由は患者さんの立場に立って、考えているとは思えません。

テナント選びで失敗する先生の特徴は、準備の段階から患者さんの立場に立って、物件やテナントを選んでいないことが原因の一つだと考えています。

失敗しない開業のために:整骨院や鍼灸院、整体院の立地・テナント選定のゴールデンルール

整骨院や鍼灸院、整体院の独立開業の前は、仕事をしながら物件を探すケースがほとんどかと思います。

また、開業の融資の相談、役所や税務署への届け出、他にも環境の変化、将来への不安といったことで、何かと大変な時期に違いありません。

ただ、治療院は技術や知識はもちろん、患者さんのお悩みごとを解消できる環境やしつらえが必要だと考えています。

そのためには、

  • 体の不調で苦しんでいる患者さんが治療を受けやすい環境を作ること。
  • 患者さんが通院しやすい環境を作ること。
  • リラックスして治療を受けていただける環境を作ること。
  • この先生なら信頼して治療をお願いできるという技術や知識を磨き続けていくこと

 

が、大切ではないでしょうか?

患者さんが困っているときに、通院しやすいテナントや立地選びこそが開業時の失敗を避けるポイントになります。

 

患者さんは体の不調を抱えて来院なさいます。

そうなると、1階のテナントで、車で通院される患者さんには、駐車場が止めやすい場所が望ましいです。

治療院の隣が焼肉屋やラーメン屋といった匂いがきついテナント。

あるいは、カラオケ屋や居酒屋の横のようなガチャガチャした落ち着けないテナント。

または、マンションやアパートの1室で治療院を構えることは、避けるべきだと考えています。

開業前には、初期費用のことも大切ですが、今一度患者さんの立場に立って、テナントや立地を選ぶことをお勧めします。

 

今度の整骨院業界で安定した経営を実現するサポート

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。

治療院成功塾では、

「これから安定した整骨院経営を実現したい」
「保険診療に頼らない整骨院を作りたい」
「この先何十年と続く治療院を目指したい」

そんな先生をサポートする活動をしています。

昨年は治療院成功塾のコンテンツを学んだ先生たちが、健康保険を活用することなく月商100万円を稼ぎ続ける結果を出してくれました。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

 

 

もし、治療院成功塾に興味がありましたら、LINEのQRコードを読むURLから私の方にメッセージをお願いいたします。

https://lin.ee/1PVAAYvVM

※治療院成功塾のサポートが気になる先生はこちらのブログをご覧いただけますと幸いです。

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

この度のブログが整骨院を開業したい、あるいは整骨院を自費移行したい先生のお役に立てれば嬉しく思います。

 

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

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