令和版:柔道整復師や鍼灸師の養成校を卒業した先生たちのリアルな現状をレポート

「柔道整復師の国家資格を取得し、就職したものの、思っていた職場と違いました」
「もっと鍼灸師の仕事は楽しいものだと思ってたけど、いざ働いてみると理想と違いました」

このような理由で就職先を離れる若手の先生がいることを知りました。

令和版:柔道整復師や鍼灸師の養成校を卒業した先生たちのリアル

こんにちは、治療院成功塾を主宰しています作尾大介です。

先日、私が柔道整復師の国家資格を取得するために通っていた養成校(関西健康科学専門学校)にお邪魔してまいりました。

アポイントを取らせていただき、私が書いた『接骨院を開業したいと思い始めたら読む本』をお渡しするために伺ってまいりました。

私が関西健康科学専門学校を卒業したのは、確か18年ほど前だったかと思います。

卒業した養成校には、当時私を指導してくださった先生が2名いらっしゃいました。

恩師と出会い会話ができて、なんだか心が和みました。

 

さて、養成校を卒業し、柔道整復師の国家資格を取得した若手の先生たちは、どのような進路に進むのか?

気になったので、知り合いの教員をしている先生方にお話を聞いてみました。

 

先生方にお話を聞くと

「卒業生は就職したものの、1年勤めたころに『こんなはずじゃなかった…』『私の理想とは違う』」

と、就職先を辞めてしまうケースがあるとのこと。

その背景には、務めている職場では回数券を使った囲い込みによって成り立つ治療院経営のシステムに嫌気がさすという理由があるようです。

 

柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の免許を取得した後の進路や就職先

私ごとで恐縮ですが、少し自身の話をさせてください。

私は柔道整復師を志した理由は、フルコンタクト空手に打ち込んでいた際に怪我をし、病院では患部をホットパックで温めたり、低周波の電気を当てたりといった処置が中心だったのに対し、接骨院の先生に直接患部を施術してもらうことで、痛みや不調が早く改善したという体験をしたからです。

「生涯の仕事にするなら、施術家の仕事がしたい」

そう憧れを抱き、柔道整復師の道を選びました。

もちろん、私の下積み時代はいいことばかりではありませんでした。

有給などあるはずもなく、多少のパワハラやモラハラがあるのは当たり前のような環境でした。

それでも「いつか独立して、憧れた接骨院の先生のようになりたい」との思いから、修行だと自分に言い聞かせ、技術と知識を習得するために「最低でも3年は絶対に辞めない」と決めて頑張りました。

また私たちよりも上の世代の柔道整復師や鍼灸師は、修行先で蹴る殴るのような厳しい指導を受けながら育てられたという話も珍しくありませんでした。

しかも、給料は1万円から5万円ほどの月給だった時代もあったとのこと。

 

 

今の若手の先生たちも将来独立すれば、そのような叩き上げで育てられた柔道整復師や鍼灸師たちと競合し、しのぎを削ることになるかもしれません。

そう考えると、下積み時代こそ修行が必要になるわけです。

 

生涯接骨院や鍼灸院の先生として、生計を立てていくならおよそ70歳までは働き続ける必要があります。

だとしたら、下積み時代は長い施術家人生の中のほんの数年間しかありません。

接骨院や鍼灸院を開業後の成功と失敗は、下積み時代の取り組みによって明暗が別れる

将来、接骨院や鍼灸院を開業すれば、身の回りに起こることすべてのことが自己責任になります。

嫌なことから避けて技術や知識の研鑽を怠ってしまえば開業後に

「患者さんが来院されない」

「リピート率が悪い」

「スタッフがすぐに辞める」

「売り上げが悪い」

といった状況になりかねません。

 

将来、独立開業して接骨院や鍼灸院を経営し、そこで生計を立てていくのであれば、下積み時代は、多少の困難があっても「今は学びの時期」と前向きに捉える姿勢が大切だと考えます。

嫌なことから逃げたまま独立すれば、そのツケを開業後に支払うことになります。

このようなケースで接骨院や鍼灸院を開業してしまえば、経営の安定は見込めません。

※もちろん、違法な労働条件や人権侵害がある環境は受け入れるべきではありません。そのような環境であれば転職も必要です。

下積み期間に技術や知識、対人スキル、社会人としての教養、そして優れた人間性を身につければ、今の就職の治療院でも患者さんや、院長、職場の方々から必要とされる人材になるはずです。

ある一定の期間(最低でも5年)は、嫌なことも将来への投資と捉えて取り組むことをお勧めします。

将来接骨院や鍼灸院の開業を考えている先生に向けて書いた成功メソッド

この度私が4年間かけて書いた「接骨院を開業したいと思い始めたら読む本」には、20代から30代の先生が実践し、最短で接骨院や鍼灸院の経営を安定させた成功事例をまとめています。

さらに、実際に廃業に至った先生のケースを分析し、「何が足りなかったか?」という教訓をもとに、失敗を回避するための方法も詳しく解説しています。

接骨院や鍼灸院の開業前に「接骨院を開業したいと思い始めたら読む本」をお読みいただくことで、将来にわたって活用できる経営手法が身につきます。

興味のある先生は、ぜひ一度手に取っていただけますと幸いです。

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最短で接骨院や鍼灸院の安定した院経営を実現するサポート

最後に私が主宰しております、治療院成功塾についてご紹介させていただきます。

治療院成功塾では

・これから整骨院を開業したい

・保険診療の整骨院を自費移行したい

そんな先生方を対象に整骨院・鍼灸院経営を成功へ導くためのサポートを行っています。

 

もし、治療院成功塾にご興味がありましたら、LINEのQRコードを読み取って、URLから私にメッセージをお送りください。

ぜひ一緒に、整骨院・鍼灸院を成功に導きましょう。

治療院成功塾への 問い合わせはこちら

 

最後までブログをご覧いただき、ありがとうございました。

(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)

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