「なんであの方は800円なのに、私は6600円なんですか?」
自費診療で施術費をいただいた患者さんからの、語気を強めた質問に思わず言葉が詰まりました。
完全予約制の導入後にやってしまうと廃業する間違い
こんにちは、治療院成功塾を主宰しています、作尾大介といいます。
先日、自費移行に悩む先生から
「予約制を導入したところ、思わぬトラブルが発生した…」
という相談を受けました。
相談してくださった先生は、あることをしたが為に患者さんを怒らせてしまい患者さんが来なくなったとのこと。
しかもその出来事がきっかけで本格的に売上が下がってきたようです。
相談してくださった先生は、額に汗を滲ませながらお話しくださいました。
このたびは自費移行失敗の事例をもとにブログを書かせて頂きました。
もし、自費移行や整骨院開業をお考えでしたらこの度の記事がきっとお役に立てると考えています。
お時間の許すときにじっくりと読んで頂けますと幸いです。
絶対にやってはいけない保険診療と自費診療を同じ日に施術すること
自費移行の際に完全予約制を導入した後、一緒の診療日や自費診療の予約時間に施術をしているという先生がいらっしゃいました。
その際に、受付で保険診療の患者さんと自費診療の患者さんのお会計が一緒になり、自費診療で6600円の施術費を支払う患者さんから、
「なんであの方は800円なのに、私は6600円なんですか?」
と言う質問を受け、言葉を詰まらせてしまい説明もあいまいになってしまったがために、その患者さんは、それきり来院しなくなったとのこと…
患者さんが離れていくのはとてもつらいことだと思います。
※外傷の患者さんは例外です
施術の価値は患者さんの受け取り方で変わる
僕達の施術はものとは違い、サービスのように目に見えない価値が存在すると考えています。
患者さんにとっては、
「首が痛くて動かなかったのに、整体をうけると何の問題もなく動けるようになった」
「今まで腰が痛くて上向きに眠れなかったのに、施術を受けてから問題なく眠れるようになった」
と言うように、施術を受けた体験が施術の価値になります。
でも、残念なことに私たちの施術はものではないので、目に見えるものではありません。
例えば、料理屋さんに入って隣のお客さんと全く同じものを注文したとします。
お会計のときに隣のお客さんよりも値段が3倍も高かったら、
「ボッタクられた!」
と、不快な気分になるのも無理のないことではないでしょうか?
保険診療の患者さんと自費診療の患者さんを同じ時間帯に施術することは、このケースと同じ問題が起きてしまう可能性があると考えています。
※外傷の患者さんは例外です
整骨院の自費移行を確実に成功するために
では、どのようにすれば患者さんに不快な思いを与えず保険と自費の患者さんを振り分ければよいのか?
保険診療から自費移行を成功された先生の事例をもとに、まとめさせて頂きました。
自費移行に成功された先生は
【保険診療の患者さんと自費診療の患者さんの予約日をわける】
ということを実践されていました。
実際に取り組んだことは保険診療の患者さんを受け入れる日を週に2日だけにするということでした。
そして、徐々に自費移行に成功できたと教えてくださったのです。
自費移行で廃業を避け、安定した収益を稼ぐ3つの方法
自費診療で成功された先生の中には、
「明日から完全自費にします」
と、急に保険診療から自費診療に切り替えたところ、急激に売上がさがり、本当に廃業しかけたという先生もいらっしゃいました。
さらに、急に自費に切り替えたことで、今まで保険診療で来院していた患者さんから
「先生も金に走ったんやな」
「もう、来られへんわ」
と、嫌味を沢山言われたそうです。
売上が減るうえに、ストレスで心身ともに苦しい思いをしたとのこと。
その先生の話を食い入るように聞いていると、自費移行を成功する3つの秘訣を教えてくださいました。
・完全予約制を導入すること。
・6ヶ月~1年6カ月くらいの時間をかけて自費診療に移行していくこと。
・保険診療と自費診療の日を分けること
とのことです。肝に銘じておこうと思います。
この度の記事が、これから自費移行を目指す先生や開業を目指す先生のお役に立てれば幸いです。
最後に
私が主催させて頂いております、治療院成功塾では整骨院の自費移行や自費開業のサポートをさせて頂いております。
もし、自費移行や開業に不安があるときは、治療院成功塾で提供していますコンテンツがお役に立てると考えています。
昨年はコロナ禍でも治療院成功塾のメンバー全員が自費診療の売り上げを倍以上にしました。
自費移行や開業でどんなことを学べばいいのかわからない時は、
「一体どんなことをしてるんだろう?」
「ブログに書いていることって本当かな」
くらいの軽い気持ちでご連絡をいただければ幸いです。
自費移行や開業にお悩みでしたら下記QRコードを読み取り、lineでメッセージを頂ければと考えています。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)
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