「将来、柔道整復師の道に進みたいと考えています」
そんな目標を持つ、高校2年の青年からインタビューをうけました。
整骨院の仕事を今の高校生に自信をもってお薦めできるか?
こんにちは、治療院成功塾を主催しています作尾大介です。
この度はある高校の企画で、地元で働く企業にインタビューをするという課題があり、ありがたくも私が治療家を目指す生徒よりご指名を頂きました。
高校生とのお話しさせていただく中、とてもたくさんの気づきや学びがありましたのでブログにまとめさせて頂きました。
- 将来整骨院や鍼灸院を開業したい
- これから整骨院を自費移行したい
そんな時にはこのブログの内容がお役に立てると考えています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
柔道整復師を目指す高校生からみる整骨院の先生の印象
いつものように整骨院で仕事をしていると、兵庫県のある高校から電話がありました。
お話を伺うと、どうやら社会勉強の一環で、地元の企業に仕事の内容をインタビューしているとのこと。
最初はあまり乗り気になれなかったのですが、電話口の方から
「生徒が自ら御社様のホームページや、ブログをみて『ぜひこの方からお話を伺いたい』と、希望してきた」
ということを聞いて、引き受けることを決意しました。
インタビューをうける予定日は、8月のお盆前に決定しました。
夏休みにもかかわらず、学校の課題をこなす生徒にも好感を持っていました。
実際に会ってみるととても真面目な青年でした。
うだるような8月の暑さの中、私の整骨院まで自転車を飛ばしてきてくれたようで、息を切らし汗だくになりながら挨拶をしてくれました。
目の前の真面目な高校生を見て、思わず自分の昔を思い出し、なんだか申し訳ない気分になりました。
※10代後半の私 笑
少し待合室で冷たいお茶を飲んで涼んで頂き、インタビューを受けることになりました。
ようやく汗が引いた頃合いをみてインタビューをお願いすると、学生は緊張していたのか、再び汗だくになりながら質問を始めてくれたのでした。
整骨院の先生を志したきっかけは?
高校生の質問は5つほどありました。
印象に残っている質問が2つほどあったので鮮明に覚えています。
一つは
「どうして今の仕事を選んだのですか?」
という質問です。
思い返してみると、僕は学生の頃に極真空手を習っていました。
当時は道場に強い先輩がたくさんいて、組手でボコボコにされることもありました。
そんな毎日でしたので、道場に行く前はいつも胃が痛くなったことを覚えています。
ある日、試合の2週間前に組手の練習中に膝を怪我をしてしまい、和式の便所でしゃがめないくらい膝がパンパンに腫れました。
翌日、足を引き摺りながら病院に行くと「しばらく安静に」という診断を受けて、湿布を渡さ様子を見てくれとのこと。
でも、一向に膝の腫れは良くならない状況でした。
このままでは試合に間に合わない…
知人に相談するとある整骨院を紹介して頂き、治療を受けることになったのです。
整骨院で膝の治療を3回ほど受けると、みるみる膝の腫れが引いていき、試合では準優勝を収めることができました。
この体験がきっかけで、将来仕事をするなら治療家になりたいと考えるようになったのです。
学生から質問を受けて、当時の志を思い出し胸が熱くなりました。
昔と変わりつつある整骨院業界、柔道整復師で食べていくことはできるか?
高校生のインタビューの最後の質問に
「これから治療家を目指す高校生に何かアドバイスがあれば?」という質問を頂きました。
質問に答える前に、ふと目の前の高校生に
「ひょっとしたら、将来治療家を目指してるんですか?」
と質問を返すと、静かに2回頷いてくれたのです。
ですので、おこがましくも私が思うことをお話しました。
一つは柔道整復師の仕事は、とてもやりがいのある仕事だということ。
しかし、柔道整復師として食べていくためには努力が必要だということ。
話はかわりますが、私は今も治療法の勉強会に参加しています。
そこで講師の先生から「1万時間の法則」について教えて頂きました。
1万時間の法則を有体に言えば、技術を習得するためには最低1万時間は必要になるということでした。
この法則をもとに技術を学ぶため、1日8時間費やせばおよそ3年半で習得できることになります。
でも、私のように不器用で無精な人間は、一つの技術や知識を習得するために何十年と時間がかかります。
ですので、柔道整復師の養成校で国家資格を取得するだけでは、到底食べていくことはできないことを伝えました。
さらに、柔道整復師として整骨院開業を考えているのでしたら下積み(修行)が必要になることも話しました。
整骨院を開業して食べていくために必要なこと
実は、インタビューをしてきた高校生には伝えなかったことがあります。
それは、整骨院を開業したら経営者としての顔を持つことです。
整骨院を開業した限り、食べていかなければなりません。
結婚をすれば家庭を守っていく必要があります。
それだけでなく、後世に治療家の仕事を伝えていくためにも、事業として消費税を支払う義務があると考えています。
独立して消費税を支払えないようでは、胸をはって後世に「柔道整復師になれば飯が食える」と、お薦めできないと思うのです。
整骨院を開業すれば、外車に乗れた時代は10年前に終わりました。
ですので、治療院成功塾では整骨院を開業したら、技術の研鑽や人間性の向上に励み、そして正しい経営努力を行い、月商100万円を目指すように取り組んでいます。
自分自身、整骨院の仕事を次の世代に語れるように、これからも技術と人間性を磨き患者さんのお役に立てるよう精進していきたいと思います。
たくさんの患者さんが来院する整骨院作りをサポートしています
最後に私が主催しています、治療院成功塾について紹介させてください。
治療院成功塾では
・いつか保険診療から自費診療に切り替えたい
・将来、整骨院を開業したい
という先生をサポートをしています。
昨年に開業された先生はわずか8ヶ月で、月商100万円を安定して稼ぎ続けています。
保険診療から自費移行した先生も、安定した整骨院経営をされています。
もし整骨院の自費移行や開業でお悩みでしたら、治療院成功塾で提供しているコンテンツがきっとお役に立てると考えています。
「ブログに書いてることって本当?」
「治療院成功塾ってどんなことしてるの?」
と思われた先生は、LINEのQRコードを読むURLを載せています。
そちらから私の方にお気軽にメッセージをください。
この度のブログがお役に立てれば幸いです。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)
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