「治療以外学んだことがありません」
「自費で開業なんて想像ができない…」
「開業して軌道に乗るまでは不安で子供を作ろうとは思えないです」
開業の相談や、自費移行の相談をしてくださった先生がおっしゃいました。
開業や整骨院の自費移行を考えて、不安で仕方がないとのこと。
特に、新型コロナウイルスの影響で保険に依存していた整骨院は、令和2年の3月移行廃業を余儀なくされるケースが後を断ちません…
これは整骨院業界だけに限らず、新型コロナウイルスの影響で失業者が激増したことが、下記でデータを見ると明らかになっています。
整骨院が潰れたため、そこで務めていた受付スタッフや柔道整復師の先生は、職を失い路頭に迷うことになっています。
こんな辛い現状を目の当たりにすれば、自費移行や開業に不安を感じてしまうのも無理のないことかと思います。
しかし、悲しいニュースばかりではありません。
新型コロナウイルスの影響をまったく受けず、逆に売上を伸ばしている整骨院もあります。
そこで厚かましくも、コロナ禍で影響を受けなかった先生達にお話を伺ってみると、共通していることがありました。
この度は、新型コロナウイルスの影響をものともしない先生達の意見を参考に、整骨院開業や自費移行について書かせていただきました。
お役に立てれば幸いです。
自費で整骨院を開業する準備はいつから始めればいい?
こんにちは、治療院成功塾を主催しています作尾です。
治療院成功塾では、開業して20年以上のキャリアを持つベテランの先生もいれば、来年に向けて開業を考えている先生までいらっしゃいます。
開業を考えている先生にお話を伺うと
「来年開業すると思うと、不安で仕方ないっす」
という先生もいれば
「他とは違う治療院を作りたい」
という勢いのある先生もいます。
ただ、【開業前に一体何をやればいいのか?】
ということについては、皆同じように悩んでいらっしゃるようでした。
そこで今回は開業前の準備について詳しくか書かせていただきました。
自費移行をお考えの先生や、保険に頼らない整骨院を開業する際に少しでもお役にたればと考えています。
保険に頼らない整骨院を作るため、修行中に身につけておきたい3つの能力
ここでは、新型コロナウイルスの影響をものともせず、
コロナ禍の中で収益を上げた先生にインタビューをさせて頂いた内容を参考に書かせて頂きました。
技術と知識を身につける
巷で見かける、
「これをやれば1回で治る」
「〇〇するだけで、リピート率が100%」
と言った広告やセミナーの勧誘は、他業種のコンサルタントが目を引くために使う謳い文句です。
私の18年という短い臨床経験でもわかることですが、
患者さんのお悩みを解消できる技術は、たった1回で身につくようなものではありません。
私たちは患者さんを施術することで、お金を頂戴しています。
整骨院や鍼灸院においてメインの商品が 「施術」になるわけです。
これは私の考えですが、技術と知識は生涯学び続けて行くべきものだと思っています。
将来自費診療で整骨院の開業をお考えでしたら、短時間で患者さんの体を変化させる技術が必要になります。
お互いに頑張って技術を高めていきましょう。
あ、もしかしたら、この記事を読んでくださっている先生の中に、
「私の整骨院はマッサージしかしていません」
という葛藤をお持ちの先生がいらっしゃるかも知れません。
ですが、ご安心ください。
指が腫れ上がるほどマッサージをしてきた先生の経験は決して無駄にはならないと考えています。
マッサージも正確に筋肉を触診し、検査ができれば施術後のビフォーアフターを出すことも可能となります。
そのためにも、解剖と触診、検査を学びながら経験を積むことは非常に大切です。
新型コロナウイルスの影響を受けなかった先生たちにお話をお聞きすると、皆修行中は月に1回は休日を返上して技術の勉強をしていらっしゃいました。
技術に不安があるようでしたら、知人のツテをたどり、休日にでもセミナーに参加するとお悩みが解消できるかもしれません。
私をふくめ技術を磨き、来院なさる患者さんのお役に立てるように取り組みたいものですね。
コミュニケーション能力を修行中に身につける
私たちの施術は、コミュニケーションありきの施術だと考えています。
患者さんの問診や、受付の際には必ずお話をすることになります。
はじめてお会いする患者さんに、第一印象で嫌われてしまうと信頼関係を構築できません。
コロナ禍の中でも忙しくされていた先生は私にまで心配りをしてくださいました。
こうした、誠実さと人を思いやることのできる先生だからこそ、患者さんから信頼されているのだと痛感しました。
私も見習わせて頂きます。
社会常識を身につける
新型コロナウイルスの影響を全く受けていない先生方の共通点は患者さんと信頼関係が構築できていることでした。
「あの先生が言うんだから」
「先生の治療院だったら安心できる」
と、コロナ禍の中でも患者さんから予約が入るとのこと。
では、こうした信頼関係はどうやって構築していけばいいのでしょうか?
先生方に質問させていただくと、
「患者さんの目線で考える」
と言うことをおっしゃっていました。
あつかかましくも、先生方の治療院を見学させていただくと、余分なものがなく、隅々まで掃除が行き届いていました。
また、私とのやりとりも非常にレスが早く、私とテレビ電話で話をする約束の時間の5分前には準備をしてくださっていたのです。
このように相手の目線や立場になって行動できるようになると、患者さんやスタッフからも信頼関係が構築できるようになってきます。
そのためには私たち自身も信頼のおける人間になる必要があると思うのです。
これは私の経験ですが、
- 日ごろから定刻の時間よりも10分早く出勤する
- どんな些細なことでもお礼を言う
- 提出物を余裕をもって提出する
といった習慣を下働き中に身に着けておくと、仕事仲間や友人とも信頼関係を構築できるようになってきました。
開業する前には無遅刻無欠席で働いて職場にも貢献すれば、きっと修業先の先生とも良い関係性が築けることになります。
そうすれば、先生を応援してくださる方が自然と増えてくるかもしれません。
最後に
将来開業を考えていらっしゃるようでしたら、勤め先での仕事や養成校に通っている間も高い意識をもって学ぶことをオススメします。
技術や知識、人間性を身に着けるために、早い段階から学んでおくことで、
開業したさいには、沢山の患者さんを幸せにできる先生になれると思うのです。
これからも保険に頼らず、自費診療で開業を目指す先生や、自費移行をお考えの先生にお役に立てるようにブログを書いていきます。
最後までブログをご覧いただき有難うございました。
治療院成功中では現在3名の先生を自費診療で開業するために、バックアップしています。
来年の開業に向けて、自己資金を節約して補助金を利用する方法や、資金の調達、融資の相談と言ったお金のこと。
さらに、私が開業の際に実践した、リスクを極限まで減らす開業ツールを実践しているところです。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
将来自費診療で開業することに不安がありましたら、治療院成功塾で提供するコンテンツがお役に立てるかもしれません。
自費移行や開業でのお困りごとがありましたら、下記QRコードを読み込みlineの方にお問い合わせください。
私のできる範囲で対応させていただきます。
監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾 大介
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