「問診中に患者さんが緊張している理由がわかりました」
「問診が上達すると、治療の効果も高くなりました」
問診でお悩みだった先生より喜びの声を頂戴しております。
患者さんが喜んで次回の予約を取る問診プログラム
こんにちは、治療院成功塾を主催しています、作尾大介です。
治療院成功塾では毎月、第4土曜日に会員の先生方とグループセッションを行っております。
この度、2月のグループセッションでは問診について学びを深めました。
整骨院を運営する上で、技術や知識は絶対に大切です。
そして、患者さんがリラックスして治療を受けてもらいやすい状態にするためには、問診が大切になります。
せっかく磨き上げてきた技術や知識も、患者さんが緊張している状態だと、いい治療ができないこともあります。
ですので、問診は自費診療の整骨院を運営していく上で、非常に大切な項目になります。
この度のブログでは、治療院成功塾の会員の先生にお伝えした問診のポイントについてまとめました。
新規患者さんの問診が苦手…
最近、新規の患者さんが3回目以降来なくなる
といったお悩みがあるときは、このブログの内容がお役に立てるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてください。
自費診療でも保険診療でも、整骨院で慢性痛を1回で治すのはそもそも無理
20年ほど臨床を積ませていただいてわかったことですが、慢性痛を1回で治すことはできません。
ですので、肩こりや腰痛といった慢性痛の場合は、何度か通院していただく必要があります。
慢性痛を抱えて来院なさる患者さんのお話を伺うと
「何年も前から腰痛を抱えている」
「病院に行ったけど治らなかった」
といったお悩みを教えてくださいます。
このようなお悩みを抱えて来院なさる患者さんも、最初から1回で治ると思っていません。
※「1回で治してくれ」といってくる患者さんにはこのブログの対応がおすすめです。
しかし、問診のことでお悩みの先生は「患者さんを1回で治さないといけない」というプレッシャーがあるとのこと。
このように治療者が気負い過ぎてしまうといい問診ができません。
自費診療の整骨院の問診は話すよりも聞くことと、質問力が鍵になる
初めて来院なさる患者さんは少なからず緊張しています。そんな緊張を会話や笑顔、場の雰囲気で解きほぐし、患者さんのお悩みごとをお話ししていただくことがポイントです。
でも、治療者側がついついやってしまうことが、患者さんを否定することです。
この度のグループセッションでは、実際に皆の前で問診のロールプレイングをやっていただくことで、自身の悪い癖が浮き彫りになりました。
問診中にペン回しをする。
患者さんから質問される内容に「いや、〇〇です」と、一回否定をする。
問診中に上から見下ろすように患者さんとお話をする。
客観的に分析を行うと、何気ないことで患者さんを不快にしていることが明らかになりました。
ただ、癖って簡単に治るものではありません。
ですので、日常生活で自分の癖を改めるように宿題とさせていただきました。
生活習慣を変えるだけで問診が上達し、リピート率まで改善する方法
日常生活で問診を上達させる方法が1つあります。それは身近な人の話を聞くことです。
ご結婚されているのでしたら奥さんの話を否定せずに聞く。
友人や彼女、彼氏の話を比較せずに聞く。
自分の話より、目の前の相手に話をしてもらうように質問する。
奥さんや友人が話すことを否定せず、自分の話をせず、何かと比較をせず、ただ聞くことがとても大切になります。
聞くためには、目の前の相手にお話をしていただく必要があります。
そのためには
相槌「すごいね」「そうなんだ」「さすがやね」
承認「大変でしたね」「辛かったな」「無理もないよな」
質問「『ずっと』っていつから?」「なんでそう思ったの?」
相手が話しているときは感情や願望、葛藤があると思います。
そんな感情がこもった言葉に意識を向けて、相槌や承認、質問ができるようになると会話がはずみ、相手は話を聞いてもらえたことに喜んでいただけるようになるのです。
これが日常会話でできて、医学的な知識があれば問診でもいい結果を出すことが可能です。
言葉にすると簡単ですが、否定や比較、自分の話をしないことって難しいものです。
ですので、日頃からの練習が必要になります。
問診が上達すると家族仲がよくなりスタッフの離職が減る
治療院成功塾の会員の先生に、この1ヶ月間、奥さんの話を否定・比較・自分の話をせずに聞くという宿題に取り組んでいただきました。
仕事が終わって疲れている状態で、奥さんの話に相槌を打ち、承認し、質問をする。
これはかなりレベルの高い課題だったと思います。
実直に取り組んでくださった先生からは
「妻が今まで疲れていると思って気をつかって接してくれていたことがわかった」
「子供のことで悩んでいたことを話してくれた」
「来年、家族旅行をすることになった」
と、家族仲が深まったことを教えてくださいました。
その結果、職場では
・スタッフの話を聞くことで、スタッフの仕事のモチベーションが上がる
・既存の患者さんから紹介が増える
・新規患者さんのリピート率があがる
という驚くような成果を教えてくださいました。
リピート率を上げるためにはテンプレートされたトークは必要ないと考えています。
そもそも私は覚えられません…笑
患者さんが何を求めているのか?
どんなお悩みを抱えて来院されたのか?
どんな目標や希望を持って来院されたのか?
ずっと痛かったのに、なぜこのタイミングで来院されたのか?
問診でお話を伺い、今自分ができる適切な施術をするだけでいいのです。
問診の上達に取り組む先生たちの声
大阪府大阪市 なかむら安楽整骨院 柔道整復師 鍼灸師 中村賢仁 先生
今回もすぐ実践できる内容でした。
問診の構造を分かりやすく学べて、実際の現場で落とし込みたいと思います。
そしてワークでは問診中にしている自分のくせがわかり、1人では気づかないことに気がつけてよかったです。本当にありがとうございました。
大阪府高槻市 ユーカリ整体院 柔道整復師 樋口亮太先生
今回は自分一番の課題である問診を学び直しました。
毎回思うことでもあるのですが、今までできていると思っていることでも実際にロープレをしてみると、できていないということが多々ありました。
こうして気づきがあることによって、明日から何を取り組めばいいか明確になったと思います。本日はありがとうございました。
他にもたくさんの声をいただいていますが、割愛させていただきます。
音声 https://spotifyanchor-web.app.link/e/SMOpgeTOByb
今後、失敗を避け安定した整骨院を経営するサポート
最後に私が主催しています、治療院成功塾について紹介させてください。
治療院成功塾では
保険診療の整骨院を自費移行したい
いつか整骨院や鍼灸院を開業したい
そんな先生方をサポートする取り組みを行っています。
昨年は開業された先生全員が外傷以外は保険診療を一切使うことなく、短期間で黒字化することに成功しました。
中には月商100万円を安定して稼ぎ続けている先生もいます。
自費移行された先生も全員成功しています。
整骨院の自費移行や開業をお考えでしたらLINEのQRを読むURLから私の方に
「ブログに書いてることって本当?」
「治療院成功塾ってどんなサポートをしてくれるの?」
ぐらいの軽い気持ちでメッセージをいただけたらと考えています。
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
(監修 柔道整復師・鍼灸師 作尾大介)
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